みなさん、こんにちは!
元公務員のチーコです。
今回は、公務員の産休、育休制度についてです。
本当に公務員の産休・育休制度の充実さってありがたいですよね〜、私自身、取得した際には公務員になって本当に良かったと思ったポイントの1つです☆
何が助かったかというと…
もちろん「お金」です(笑)
やはり収入的な安心感があるのとないのじゃ、ただでさえストレスフルな育児を余裕を持ってできないのでね!
・いくらもらえるの…?
・得になる取り方ってある…?
っていう他人にはなかなか聞けない生々しい話も私の実例を含めてお話していきたいと思います☆
それではお悩み相談室にいきましょう!

公務員
ワーママ
現在、第1子を妊娠中です。
公務員は産休、育休制度が充実していると聞きましたが、本当ですか。
取得できる期間やお給料やボーナス💰について教えてほしいです。

私自身産休・育休を計2回、各2年間取得しました。
その経験を踏まえ、取得できる期間やその間のお給料やボーナスについてお伝えしていこうと思います。
この記事はこんな人にオススメ
👉妊娠中の公務員ワーママ
👉産休育休中のお金のことが心配なワーママ
👉公務員へ転職を考えるワーママ
公務員の妊娠中の休暇制度とは!?
妊婦検診休暇(有給)
妊婦健診のために取得できる特別休暇(有給)です。
取得回数は週数によって変わります。
- 妊娠23週まで:月1回
- 妊娠24週以降:2週に1回
- 妊娠36週以降:週1回
- 産後も1回取得可

✅チーコの実例
母子手帳を貰ってからは妊婦検診休暇をすべて取得しました。余っている方なら年休でも良いんですが、私は妊婦検診休暇で休み申請した方が、「遊びじゃないよ、だから許してね」って感じで気持ち的に楽だったのもあります(笑)
通勤緩和休暇(有給)
交通機関を利用している職員が、混雑を避けるために取得可能な特別休暇(有給)です。
勤務の開始又は終了時に最大1時間取得できます。

✅チーコの実例
1、2人目ともに1時間取得しました。
特に2人目のときは
無給の「部分休業」から有給の「通勤緩和休暇」に切り替え、
家計的にも大助かりでした。その休暇が無給か有給かを必ず確認しましょう☆
公務員の産休(産前産後休暇)とは!?
取得期間
- 産前:出産予定日の8週間前から
- 産後:出産日の翌日から8週間
※双子以上の多胎妊娠では、産前休暇が14週間に延長されます。

✅ ポイント
民間企業の産休(産前6週+産後8週=14週間)より2週間長く取れます!公務員の嬉しいポイントですね、ただ民間企業ママにマウント禁止です(笑)
給料
- 産休期間中の給与は満額支給
- 社会保険料は免除されるため、手取りが増えることも!
- ボーナスも満額支給(社会保険料の免除対象)

✅チーコの実例
私の場合、産休中の手取りが約6万8千円アップ。社会保険料の免除が大きいです!地味に嬉しい!

公務員の育休(育児休業)
取得期間
- 出産の8週後から子どもが3歳の誕生日の前日まで

✅ ポイント
民間では原則1年(条件により2年)。公務員は最長3年間取得可能!これが公務員の最大のメリットかも?
支給される手当(育児休業手当金)
公務員は育休中の給与は支給されませんが、共済組合から手当が出ます。
| 期間 | 支給率 | 月額上限(2025年現在) |
|---|---|---|
| 育休開始~180日 | 標準報酬日額の67% | 約31.5万円 |
| 181日~365日 | 標準報酬日額の50% | 約23.5万円 |
- 標準報酬日額とは、標準報酬月額を22分の1した額のこと
- 標準報酬月額とは、支給開始開始日以前の4.5.6月の平均報酬金額のこと
- 標準報酬月額は給与明細や共済組合からの通知に記載
- 育児休業手当金は非課税のため、すべて手取り

✅チーコの実例
標準報酬月額が32万円
• 180日まで
→32万 ÷ 22 × 2/3 ≒ 9,697円/日
• 181日目以降
→32万 ÷ 22 × 1/2 ≒ 7,273円/日
月収換算(※土日を除く約20~23日勤務換算)
• 180日まで→ 約20~23万円/月
• 181日目以降→ 約15万~17万円/月
育休2年目以降はどうなる?
育休自体は3年まで可能ですが、育休手当金は原則1年間のみ支給されます。
原則、2年目以降は手当が支給されませんが、以下の場合は育児休業手当金の支給期間を延長できることがあります。
この延長テクが今回の記事のメインかもしれないですね!
【延長できるケース①】パパ・ママ育休プラス制度
- 夫婦で育休を取得すると最長1年2ヶ月まで手当金が延長可
- 相手が民間勤務でもOK
【延長できるケース②】保育園に入れない場合(お得術)
- 保育園に入園できない場合は半年ごとに延長が可能!
- 最長2歳の誕生日の前日まで手当金支給
- 2025年4月からは延長手続きが厳格化されています(とはいうものの、まだ従前のテクで延長できる場合が多数なのが実態です!)
⇒ 最新情報は厚生労働省のHPをご確認ください。
2年目の育休を取る方なら、入園保留(待機児童)からの育休手当延長は必須テク!
これをするかしないかで、翌年度200万円前後手取りが増減します。
考え方は人それぞれですが、使えるものは何でも使いましょう!収入的な安定はより良い育児に必須と思う派の人間です(笑)
ここからは私の実体験です。
私は、家から遠い保育園になってまで無理して復帰したいとは思っておらず、最寄りの第1希望の保育園に入れなさそうなら、育休2年目突入&育休手当延長を見据えていました。
私の住まいの市では、10月に翌年4月からの入園申込みが始まったのですが、その際に市役所の窓口に行き、「2年目の育休を考えていまして、手当延長のために入園保留通知がほしいんですけど…」と正直に話しました。
転居があったので2市役所で同じように正直に話したら、いずれの市役所の方はもうお察ししているので、
「あ!なるほど。では第1希望に◯◯園、第2希望に◯◯園と書いていただければ、ここは満員なので入園保留になる可能性が高いです。心配なら入園申込み期限間近にもう一度来ていただいて確認した方が確実ですよ」と、そうした方々専用と思われる案内をしてくださいました!
言われたとおりに希望園を書き、申込みした結果、後日無事に入園保留通知が家に届き、それを職場に提出することで、育休延長&手当延長が簡単にできました☆(私の職場は半年に一回保留通知が必要だったので、半年後にまた市役所窓口に行き、二回目の保留通知をもらいました!)
あくまで私の体験談上にはなりますが、正直に話して良かったです!対応してくれる市役所の方次第かもですが、嫌な顔などはまったくされなかったです、感謝感謝!
厳格化された今でもこのような運用がされている自治体が多いと思いますので、正直に言ってみるのも一つの手ですね☆
まとめ|公務員の産休・育休は本当に手厚い!
いかがでしたでしょうか。
✅公務員は、民間と比べて非常に手当や休暇制度が充実している。
✅産休は最大16週間、給与・ボーナス満額支給
✅育休は最長3年、手当支給は最長2年まで(手当延長テク必須!)
✅社会保険料免除、手当は非課税で家計の味方!
民間企業に比べて非常に優遇されている公務員の産休、育休制度。
お金のことが不安だという方も多いと思いますが、手当が支給されるため当面の間は育児に専念できそうですね!
支給額についてはご自身の現在の標準報酬月額が分かれば計算ができますので、ご自身で計算してみて見通しを立ててみてください。
小さい我が子と過ごす日々はかけがえのないものです。ご家族と相談しながら制度を有効に活用して、育児に専念できるといいですね!
明日が良い一日になりますように…🙏
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